身の周りにある磁器や陶器の焼物の多くは、丸い形をしています。
それは窯の中で1300度で焼成する時に収縮やその熱で歪みが出てしまうから。
焼物で綺麗な四角い形を作るのはとても難しい技術です。
シャープなエッジのきりっとしたラインのこの一輪挿しは熊本・天草の最上級の土と腕の良い佐賀県・肥前吉田の職人が居てこそできる贅沢な一輪挿しです。
上質な天草の土は他では出せない上品な白さを生み出し、生ける花を美しく綺麗に引き立てます。
大きさを文庫本のサイズにすることで、文庫本の様にデスクの上や本棚に違和感無く収納できます。
四角い形の真ん中にある特徴的な丸い穴は、焼成時に歪むのを防ぐためのデザインの“キモ”ですが、指を通して持ちやすくする役割や首の長い花でも倒れないようストッパーの役割も果たしています。
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